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嫌な記憶が私を蝕む?ストレスと病

約 3 分
嫌な記憶が私を蝕む?ストレスと病

「ストレスホルモン」って聞くと、あんまり良い響きじゃないですよね。
でも、人間が生きるためには必要不可欠なものだって、病を通して自分と向き合う過程で知りました。
危険から身を守ったり、集中力を高めたり。私たちの体を守ってくれる、大切な役割があるんです。

過去の記憶が現在に与える影響

このストレスホルモンが「過去の嫌な出来事を思い出しているときにも分泌される」っていう事実。
私の頭の中では、ただの「記憶」なのに、体はまるで今、その瞬間に起こっているかのように錯覚してしまうことがあるって。

がんを告知されてから、色々なことを振り返るなか、もしかしたら、この病気の原因の一つに、過去のストレスが関係しているんじゃないかって。
小さい頃の辛い出来事、大人になってからの悩みや不安。
「あの時、もっとこうしていれば」とか「どうしてあんなことが」って、何度も頭の中でグルグルと、そのたびに体がストレスホルモンを出す。
もともと頑張りすぎることもあり心当たりばかりでした。

ストレスのループを断ち切るために

薄々感じていた。
過去の出来事が、知らず知らずのうちに私の心と体を蝕んでいたのかもしれないって。
嫌な記憶を繰り返し思い出すことは、まるで自分自身に慢性的なストレスを与え続けているようなもの。

じゃあ、どうすればこのストレスのループを断ち切れるんだろう?
過去を完全に忘れるなんて無理な話だけど、その出来事に対する向き合い方を変えることはできるはず。

病とストレスに対して色んな情報を集め、自分なりに整理して今取り組んでいることは以下のようなこと

感情を客観視する
: 嫌な記憶がよみがえったら、「これは過去の出来事。今の私に直接危害を加えるものではない」って、一歩引いて自分を客観的に見る練習や顕在意識と潜在意識のギャップを埋める対話など。
リフレーミング: 辛い出来事の中にも、何か一つでも学びや気づきはなかったか?無理にポジティブに捉えようとするんじゃなくて、ほんの少しでも違う側面を見てみる。
瞑想: 過去や未来のことばかり考えて不安になるんじゃなくて、呼吸に意識を向け今この瞬間の自分に集中する時間を作っています。
アファメーションをしてなりたい自分を創造する。


などなど、がんという病気を通して、今まで見て見ぬふりをしてきた自分の心と体に向き合う時間が増えました。
過去の出来事が、今の私にどれほど影響を与えているのか、あらためて気づかされています。
この気づきが、少しでも私の心を軽くして、前に進むための力になりますように。

そして誰かのお役に立てますように。