
2020年に命に関わる病気を告知されてから、私の人生は大きく変わりました。
60代になった今、病と向き合い、自分自身を深く見つめ直す中で、ある大切なことに気づきました。
それは、まず、自分としっかり向き合い、今の自分を感じられる状態に整えることが、いかに重要かということです。
「今の感情」が、本来の私とは限らない
病気になる前の私は、毎日を忙しく過ごし、自分の感情に深く向き合う時間がありませんでした。
常に不安や焦りを感じていましたが、「これが今の私なんだ」と、それが当たり前だと思っていました。
でも、病気になって初めて、それは違うのだと気づきました。
私たちが日々感じている「今の感情」は、必ずしも「本来の自分」ではありません。
過去の経験や、周りの環境、様々な情報に影響されて生まれた、一時的な感情である可能性が高いんです。
例えば、
- 過去の後悔からくる「落ち込み」
- 未来への不安からくる「焦り」
- 他人との比較からくる「自己否定」
これらは、私という存在の本質ではなく、ただの「感情の波」に過ぎないのだと、学びました。
自分を整える、ということ
だからこそ、私はまず、自分の心と体を「今の自分を感じられる状態」に整えることを大切にしています。
心の波を鎮め、自分の内側の声に耳を傾ける。そうすることで、今まで見過ごしてきた「本当の私」の姿が、少しずつ見えてくるようになりました。
もし今、あなたが不安や焦りを感じていたり、「自分らしくないな」と思っているなら。
それはもしかしたら、その感情が「本来のあなた」ではないサインかもしれません。
まずは、ほんのひと時でいいので、今の自分としっかり向き合い、心と体を整える時間を作ってみませんか?
そうすることで、きっとあなたは、感情の波に左右されない、本来のあなたの姿を取り戻せるはずです。
本日も読んで下さりありがとうございました。