
2020年、命に関わる病名を告知されてから、私の人生は大きく変わりました。
病気と向き合う日々の中で、これまで見過ごしてきたたくさんの大切なことに気づかされました。
特に、強く感じたのは、「心に響く感動、愛や喜びに満ちたポジティブな感情」が持つ、とてつもないエネルギーのことです。
共振するエネルギー、そして大切な思い出
病気と向き合う前は、どちらかというと、過去の後悔や未来への不安にばかり意識が向いていました。
でも、ある時ふと、美しい音楽を聴いて涙が溢れたり、友人の優しい言葉に心が温かくなったり、小さな花の生命力に感動したりするなど、忘れていた感覚を思い出しました。
それは、まるで心の奥底から何かが「共振」するような感覚。
その感覚が、私自身のエネルギーを高めてくれるだけでなく、ずっと忘れていた大切なことを思い出させてくれるんです。
それは、幼い頃に感じた純粋な喜びだったり、誰かを心から愛おしいと思った気持ちだったり、困難を乗り越えたときの達成感だったり・・・。
ネガティブな感情に囚われていると、そんな大切な記憶さえも心の奥にしまわれ、感動や愛、喜びといったポジティブな感情に身を委ねることで、それらの記憶がまるで光を当てられたかのように鮮やかによみがえってきました。
ポジティブな感情がもたらす力
これは、きっと私たちが本来持っている「生きる力」と繋がっているんだと思います。
ポジティブな感情は、私たちの心だけでなく、身体にも良い影響を与えてくれると実感しています。
免疫力が上がったり、痛みが和らいだり・・・。
科学的な根拠も多くみられます。
もちろん、病気と向き合う中で、辛いことや悲しいことがなくなるわけではありません。
でも、そんな時こそ、意識的に心に響くものを探し、愛や喜びにフォーカスするようにしています。
美しい景色を見ながら歩く瞑想「春名式かくりん気功」をしたり、好きな動画を観たり、音楽を聴いたり、大切な人と語り合ったり。
皆さんも、ぜひ、心に響く感動を大切にしてみてください。
それは、きっとあなたの心と体を癒し、本来の自分を取り戻すための、素晴らしいエネルギーになってくれるはずです。
そして、私たちが忘れてしまいがちな、人生における本当に大切なことを思い出させてくれるでしょう。
最近、心が震えるような感動を味わいましたか?